いやはや、焦りました。ローカル環境と本番環境を取り違えてしまい、このブログのデータをほぼごっそり吹き飛ばしてしまったのです。まず不具合中に訪問してくださった方にお詫び申し上げます。
さて、そんな全壊状態からなんとか復旧できたので、自らの備忘と、同じ目に遭ってしまった方のために復旧手順のメモを残しておきます。
<目次>
- エックスサーバーにバックアップデータの抽出を申し込む
- Webデータのバックアップを移動
- BigDumpを使用して大きすぎるSQLファイルをデータベースにインポート
1.エックスサーバーにバックアップデータの抽出を申し込む
他のレンタルサーバーに同様のサービスがあるのか知らないのですが、エックスサーバーには「Web・メールデータ「過去7日分」、MySQLデータベース「過去14日分」のデータを保持する「自動バックアップ」機能」が標準装備されています。
今回はこれに助けられました。このサービスを利用して、データを吹き飛ばす前日のデータをサルベージできたんです。まったく、これがなかったらどうなっていたことやら…。
ただし、このサービスは有料です。データ抽出一回につき以下の費用がかかるので注意してください。けっこうなお値段です。
・サーバー領域データ … 指定の日のWeb・メールデータ(税込10,800円)
・MySQLデータベース … ご指定の日の特定のデータベース1つ(税込5,400円)
また、申し込んでもすぐにバックアップデータが得られるわけではありません。私の場合は夜に申し込んで翌日15時くらいにデータ抽出完了の連絡がありましたが、公式には「48時間以内」と謳っているので、これ以上時間がかかることも覚悟すべきでしょう。
何にせよ、バックアップは自前でマメに取らなきゃダメですね…とほほ。
ともあれ、詳しくは以下の公式ページでご確認ください。
2.Webデータのバックアップを移動
さて、エックスサーバーのバックアップが完了しますと、該当のデータがサーバー上に設置されます。あとはこれを必要な位置へアップロードしなおしてやればいいわけですが、WordPressまるごととなるとファイルサイズが大きく時間もかかりますし、タイムアウトエラーなども発生しやすくなります。
何かよい解決方法はないかと調べたところ、フリーソフトの名作FFFTPを使って、サーバー上でファイルを移動させる手段が見つかりました。以下のサイトで手順を詳しく説明しているので、参考にしてください。
・FFFTP:サーバー上でフォルダ移動(パソコン相談所)
・FFFTPでサーバ内でのファイルの移動やコピーを一発で行なう方法(小粋空間)
3.BigDumpを使用して大きすぎるSQLファイルをデータベースにインポート
エックスサーバーのphpMyAdminは一度にインポートできるSQLのファイルサイズが2MB以下に制限されており、私が調べた限りではそのサイズを拡げる手段もありません。2MB以上のファイルではphpMyAdminの画面を通さず、別の手段でアップロードする必要があります。
無駄に長文ばかり書いているこのブログもご多分に漏れずビッグサイズだったわけでして、なんとかできんかとググっていたところまたしても小粋空間さんに助けられました。
・phpMyAdminでインポートできない大きなファイルを一気にインポートできる「BigDump」(小粋空間)
BigDumpというフリーのツールでphpMyAdminでインポートできない大きなファイルも一気にインポートできる模様。私も無事にインポートが完了しました。
そんなこんなで無事復旧に至ったわけですが、最初からこんな自体に陥らないよう気をつけるのが一番ですね…。今後はくれぐれも注意しようと心に誓った次第。
Pingback: レンタルサーバーは「事故なし」「速い」「落ちない」ものを!!【WordPressの始め方①】|ウェブシュフ