湯川遥菜さんがシリアで「イスラム国」に拘束されましたが、本当は民間軍事会社のCEOじゃなさそうなので解放してあげてほしい

Haruna-Yukawa

シリアで「イスラム国(ISIS)」という過激派組織に日本人男性が拘束されるという衝撃的な事件が起きました。これだけでも大事件なのですが、事態をさらに悪化させる出来事が発生します。

「この男は何者?」というイスラム国の協力者と思しき人物のTweetに、なんと日本人が「こいつは民間軍事会社(PMC)のCEOだよ」とご注進してしまったというのです。そんなことをすれば男性の安否が脅かされるのはすぐにわかると思うのですが、目立ちたかったのか、過激派にシンパシーを覚えていたのかわかりませんが、案の定燃え上がり、当該のアカウントは自ら削除するか凍結されてしまったようです。

シリアで拘束された湯川遥菜さんの情報をTwitter等でイスラム武装組織ISISに情報提供まとめ – NAVER まとめ

チクった人間を吊るすためにこんなまとめを作ったのではいっそう火に油を注ぐだけだろうと呆れたのですが、各報道機関も実名有無の差はあれど「民間軍事会社の代表」という情報を流しており、くだんの人物が教えなかったところですぐに明らかになってしまったのかなあととほほな気分になりました。

東京新聞:拘束の邦人、千葉の湯川さんか 「民間軍事会社」代表:国際(TOKYO Web)
【日本人拘束】シリア反体制組織「イスラム戦線」に同行か 戦闘取材中に拘束 地区幹部が証言 – MSN産経ニュース
シリアで日本人とみられる男性拘束か NHKニュース

あるいは、一個人にスクープを抜かれたと思って追っかけ報道をしている可能性もありますね。その場合は余計とほほな気分にさせられますけれども。マスメディアが報じることで、ますます信憑性が高い情報だと過激派のみなさまに思わせてしまうのではないでしょうか。

そんで、実際のところこの男性の経営していたという「民間軍事会社」とはどんなものだったのでしょうか。本人のものと思われるソーシャルメディア、ブログなどの投稿をチェックしてみました。

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ううん……? これ、軍事会社としての活動実態はなかったんじゃないか……?

この推測の根拠は3つです。

  • 社名が見当たらない 見つかりました。しかし、ピーエムシー株式会社ってまんますぎる。同業他社とややこしくなるし、この社名で活動していたら業務に支障がありそうだけど……
  • 企業体としての具体的な活動が見当たらない
  • 戦地に実際に行っているような投稿は今年の5月くらいからしか見当たらない

私の見落としかもしれないし、ネットに投稿されていないだけかもしれないけれど。

しかし、戦場に傭兵として向かうような人が霊視ができるとか前世は男装のスパイだったとか言わないと思うんだよなあ。

確証があるわけではありませんが、私には湯川さんがシリアに赴いたのは物見遊山感覚だったような気がしてなりません。それはそれで褒められたことでないとは思いますけれど、少なくとも営利の傭兵ではなさそう(むしろ金を払って同行させてもらってそう)な気がするので、「イスラム国」の方々にはそのあたりを考慮していただき、なにとぞ寛大な対応をお願いしたいと思う次第。

即追記。真偽不明ですが、やはり民間軍事会社を経営したといえるほどの実績はないのではという情報が入ってきました。

うーむ…。

2014.08.19追記。やはり民間軍事会社として実績はなく、湯川さん個人としてもプロの傭兵と呼べるような経験もなかったようです。

軍事会社の実績づくり、スパイ扱いか シリア日本人拘束:朝日新聞デジタル

シリアに来た理由について、「設立した民間軍事会社は出来たばかりで実績がない。経験を積むためには現場を見なくてはダメだと思って一人で来た」と話した。湯川さんは部隊側に、民間軍事会社と書いた名刺を渡していた。「紛争地で軍事会社を名乗るなんてあり得ない。敵方の手先と誤解されていた」と話す。危うく感じた後藤さんは部隊のリーダーに、「ここは危険だ。彼はジャーナリストなどの戦地に通じたプロではない。国外に出してほしい」と求めたが聞き入れられず、部隊はその後、湯川さんにシリアの状況を案内して回った。

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