PC遠隔操作事件の佐藤博史弁護士とは何者か


こんな記事を読みました。

●●容疑者の弁護士、無罪「確信」…PC遠隔操作事件(スポーツ報知)

世間を騒がせているウィルスによるPC遠隔操作事件で、担当弁護士が無罪を確信しているという話です。

まあ弁護士なのだから被疑者の利益になるようアナウンスするのは当然なんですが、ウェブではこんな考察も行われており、いっそうきな臭さも強まろうというところ。

(本当なら大問題)高木浩光先生による「遠隔操作ウィルス事件の容疑者が、C#での開発経験が無かった可能性」に関する考察(togetter)

お粗末な捜査で4人もの誤認逮捕をした末にようやく逮捕した容疑者がまたしても誤認だったでは冗談では済まされません。警察は決定的な証拠を握っているのでしょうか。

こんなニュースもあったので、今回はさすがに間違いないだろうと思っていたのですが……。

ウイルスに●●容疑者の情報=米サーバーに、FBI押収-PC遠隔操作・警視庁など(時事通信)

ところで、気になったのがこの事件を担当する佐藤博史弁護士という人です。

記事によれば「足利事件」の弁護も務めた方の模様。冤罪事件のエキスパートだとすれば、警察・検察は分が悪い。どんなもんだろうとちょこっと調べてみました。リンクにはソースを貼っておきます。

所属弁護士会:第二東京弁護士会
所属事務所:新東京総合法律事務所(代表)
その他:早稲田大学教授

次に関わっていそうな事件。リンクはWikipediaです。(担当事件の調べ方がイマイチわからず、確信がありません。間違っていたらコメントやツイッターでご指摘いただけると幸いです)

足利事件(再審)
横浜事件(再審)
島田事件(再審)

さらに、裁判員制度発足に関連してこんな声明も発表されています。

誤判を防ぐための8つのお願い(第二東京弁護士会)※PDF

これはかなりの大物っぽいですね。しかも冤罪事件のエキスパートのようです。

あくまでも推測に過ぎませんが、そんな方が偶然に●●容疑者の弁護に当たったとはちょっと考えにくい。また、●●容疑者も大物弁護士を指名できるほど裕福には見えません。冤罪の匂いをかぎ取って佐藤博史弁護士から名乗り出たようにも思えます。もしそうだとすれば、実際はどうあれ佐藤博史弁護士は勝てると見込んでいるということでしょう。

うーむ、なんともかんとも。

現時点で事実がさっぱりわかりませんので、いったん容疑者名は伏せておきます。あちこちで報道されているのでもはや意味がないかもしれませんが。

善良な一市民としては警察には優秀であっていただきたいので、今回こそ正しく真犯人にたどり着いたのだと信じたいのですが、いかんせんきな臭すぎるよなあ……。


(2013/2/19追記)
佐藤博史弁護士が被疑者の弁護人となった経緯がジャーナリストの江川紹子女史の取材で明らかになりました。少し長いですが、引用しておきます。

報道で彼の逮捕を知りった時には、他の方と同じように、警察がこれだけの発表をしたのだし、まず間違いないのだろう、ただ本人は否認しているんだな、と思っただけでした。彼が当番弁護士を要請し、その時にたまたま当たったのが、以前、うちの事務所にいた竹田真弁護士。その竹田弁護士から頼まれたんです。

私はすでにいくつも刑事事件を抱えていて忙しかったのですが、竹田弁護士が「接見は私が毎日行きます。要所要所で出てきて下さるだけでいいですから」と言うので、「分かった」と。この時には、これほど頻繁に自分自身が接見に行くことになるだろうとは思ってもいませんでした。

【PC遠隔操作事件】被疑者の素顔を弁護人に聞く(Yahoo!ニュース)


(2014/5/19)
関連記事を書きました。

PC遠隔操作事件、「被告が行方不明」の信頼できるソースが見当たらない件…って書いてたら本当に所在不明だった件

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