友達からマルチ商法の勧誘を受けた思い出とか手口とか


マルチ商法とかマルチまがい商法、最近ではネットワークビジネスと称するやつらも多いのでしょうか。とにかくああいうのを仕掛ける人間はいますぐまとめてご逝去願いたく奉っております。

ああいうね、疑似科学的な論法を振り回した挙句、関わる人々の人間関係を換金しようとする輩はですね、守銭奴などという言葉では生ぬるく、詐欺師・悪魔・鬼畜と呼んで差し支えないとことあるごとに主張して参りたい。

こんな記事を読みました。

知らないと危ないかも。駅前に出没する「○○売り」の正体 – NAVER まとめ
移動販売の話~「疑わしい」だけで犯罪者呼ばわりされる人の気持ちが君にわかるかい?~ – とある青二才の斜方前進

この商法がマルチに当たるのかどうかは寡聞にして判断がつきかねます。通常の商流からはねられる品を拾い集めて安く売るという商法自体は昔から存在しており、それは例えば閉店店舗在庫を安く買い上げるバッタ屋(※偽ブランドを扱う業者もバッタ屋と称しますがそれとは別)、メーカーが作りすぎたり、問屋・小売店が仕入れすぎた品を買い叩くといった手段もありまして、家電関連はよく知っているつもりでも生鮮品にはうとい私にはなんとも申し上げがたい。

ちょっと話題は外れますけれど、昔はメーカーの計画生産も現在ほどの精度はなく、よく倉庫に作りすぎた在庫品が積み上がることがございまして、そういうものを「箱つぶれ品(梱包B級)」だとかいう名目でドカンと仕入れてドカンと捌くといったような商法が成り立っておったのですよ。

黎明期の安売りECなどはそれを売上の柱にしているところが多かったわけですが、生産体制やら販売計画の精緻化・高度化に伴ってその手のお宝がなくなり、バタバタと死骸を積み重ねていったわけですけれども。それでふと気になってアキバ系ECの雄、上海問屋などはいまごろどうなっているのだろうと思ったらちゃんと存続していてほっとした。

いまはドスパラが親会社なんですね。私が家電バイヤーをやっていたときはエバーグリーンっていうSPAの運営だったんですが、2013年7月にドスパラに買収されていたようです。

株式会社ドスパラ 株式会社エバーグリーン 合併のお知らせ|ドスパラ公式通販サイト

エバーグリーンさんはHDMIに対応した廉価AVセレクターやマニア向けのプログラムリモコンなどを作られていたり、台湾あたりの工場で日立、東芝あたりが余らせたフラッシュメモリを買い付けて激安なのに高品質なSDカードを乱売していたイメージで、尖っていて面白いなあと記憶に残っていたのですが時代の流れには逆らえんということでしょうか。そういえば、秋葉原の昭和口近くに直売店があった気もするのですがあれもいつの間にかなくなっていた気がします。うう、いちいち曖昧な記憶で申し訳ありません。

それはそうと本題に戻りますと、マルチ、マルチ、マルチですよ。ヨドバシAkibaマルチメディア館の話ではないのですよ。通りぬけ通路を歩くたびにサンマルクから漂うチョコクロの甘い香りに誘われるっていう話ではないのです。

ええと、まずね、枕に使ったから生鮮品の話をするんだけれども、フレキシブルな生産管理等が家電製品等に比べて難しい商材ですので、通常商流から外れた品を安く仕入れて販売するってモデルは成り立ち得るのかなって思いますです。

しかし、家電製品と比べて難しいのは消費期限の短さですね。家電の場合、陳腐化したりなんだりと商品価値が逓減的に下がることはありますが、ブツ自体がある日突然価値ゼロになるなんて事態はそうそうありません。規格争いに完全に敗北したときくらいですかね、そういうのは。

たとえば東芝の推していたHD-DVDがお亡くなりになったときとか。HD-XA1とか未だに欲しがっている人いそうだけど。いや脱線を繰り返すんですがいまググったら東芝の商品ページが健在なんですが。えええ、まだ売ってるのHD-DVD?!

製品情報 / 機能情報 – HD DVDプレーヤー HD-XA1 | 東芝 : HDD DVD

すみません、取り乱しました。オーディオ沼は実に深いというお話です。こんな風にホームシアター派とピュアオーディオ派を一緒くたにしたようなことを書くと一部の人の反感を買いそうなんですけれど、いやまあはい、その辺まで書くとますます本題から離れますのでご容赦いただきたく平に平に。

ええと、何の話だったっけ。

そう、生産のフレキシブルな調整が難しく、しかも長期の保存が困難な商品というのは扱いが難しいのです。よほど強力な販売力があれば余った品を当日仕入れて即日売り切るといったモデルもあり得るでしょうが……そうしたノウハウに関してはPOSシステム、その名の通り販売時に即時管理できる仕組みを持ったスーパーやらコンビニやらに一日の長があるわけでして、それを青果市場にちょろっと顔を出したぽっと出が路上販売できるほどに……それってやっぱり……。

確証はありませんので断定は控えますが、これで「良い品を安く売り、路上販売の人件費と企業体と生産者の利益を賄う」モデルを構築するのはすげえしんどそうだなと。どこかにひずみがあるんじゃねえかなあっておじさんは考えてしまいます。

長い長い枕が終わりましてここらでタイトルの話なんですが、いやたぶん本題の方が短いんですが、「とある青二才の斜方前進」さんの記事ですね。これを読んでいて思い出したのがマルチに騙されていた知人たちのことです。

彼らはことごとく、自分たちがやっていることが正しいと信じている風に見えたのです。

たとえば流通の話で。間に配送業者とか小売店が入るから中間マージンのせいで価格が高くなるって主張するんですよね、彼らは。少しでも流通業に関心を持ったことのある方なら「何言ってんだこいつ」となると思うんですよ、この論理。いっぺんに運んだり、一箇所で売るからコストを下げられるわけで、コストを下げた分の一部を利益として得られるわけです。

流通なんて知らねーよという方のために噛み砕きますと、もしね、農家のおじさんやら漁師のお兄さんやらがてんでバラバラに棒手振り棒で行商していたらと想像してください。超不効率でしょ、それ。だから代わりにまとめて運ぼう、まとめて売ろうって効率化のために各種流通業が生まれてきたわけで、業者が挟まるほどコストが増えるって発想は経済発展の基礎理論からひっくり返すような暴論なわけで。

あと、頭がおかしかったのは「大手化粧品の原価は半分がCM代だ!」みたいなやつ。一応私もそういうこともあるかもしれんなと名を挙げられた会社の決算資料などを眺めたのですが完全に嘘で。ああ、本当にしょうもねえなあと。

それから経皮毒ですか。産婦人科で働いている知り合いの看護婦って設定がデフォルトらしいですけれど、赤ちゃんがシャンプーくさいとか言うんですよ。死産が増えているとか言うんですよ。もしそんな香料があったらね、羊水まで浸透して胎児を殺す前にお母さんが死ぬでしょ。

それからそれから牛乳が体に悪いってのもあった。「牛乳はウシの赤ちゃんが飲むためのものであり、人間が飲むようにはできてない」って超理論。人間に食われるために発生した生物は一切存在しませんが何か。

思い出すたびにどんどん腹が立ってきたぞちくしょう。

ホームパーティに呼ばれてですね、いかにも儲かってますってリーダー夫妻と取り巻き連中がいて、そのへんのスーパーで買ってきた野菜を蒸してポン酢で食ってうまいうまいとか言いながら謎の調理器具売ったりね。儲かってるはずなのに振る舞われるのは発泡酒だったりね。つか、素材の味がーとか言うんだったらそのままか塩だけでうまいようなものを出しやがれ。100円ローソンのビニール袋から玉ねぎ取り出してんじゃねえ。

山奥にアウトドアに連れて行かれてですね、ラフティングってやるんですよ。楽しかったですよ。でもね、行き帰りのクルマの中で延々と「君の夢は?」「そのままじゃ叶わない!」「おれはもっといいメソッドを知っている!」みたいなことは話すのはやめていただきたい。車検が通るかあやしいボロ車の中でおれはこんなに儲かっているアピールされても信ぴょう性ないんだよ。

あ、車の話したけどね。高級車乗ってるマルチも多いですのでご注意を。彼らは本部から「ご褒美」として外車を下賜されるんですが、実質超長期ローンなんですよあれ。販売成績落ちると金払ったり取り上げられたりすんのね。

それから高級マンションでパーティーやったり、セミナーを官公庁のビルでやるのも常套手段ね。前者も後者も間借りしているだけで、別に信頼性を裏付けるものではないんです。とくに巧妙だなあと思うのは「☓☓省の許可を受けてこのセミナーをやってます」的な。それね、商売のお墨付きを受けたわけじゃなくて、単にお金を払って☓☓省ビルの会議スペースを間借りしているだけだから。「消防署の方から来ました」って消火器訪問販売と変わんねーんだよもう。

あとね、これはみんな知ってるかもだけどとくに親しくもない古い知り合いからお誘いが来たときもアウトね。いやぜんぶアウトとはいわんけど、アウトなケースは少なくないので気をつけてね。前職退職後に元同僚の女子から誘いがあってね、二人で飲んだんだけどね、ずっとマルチの勧誘だったからね。お亡くなりあそばせばいいのにって思いますよね。ほいほい誘われだした自分に。

えーと、あとNGワードは「金持ち父さん、貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)」。「キャッシュフローゲーム(ボードゲーム大会)」。突然大人数でやろうっていうバーベキューなんかも危険度高いね。連中はなぜかアウトドア大好きなんだよ。なんで平気な顔でお天道様の下に出れるんだよ。帝愛の地下帝国にでもこもっていればいいのに。

疲れたのでこのへんで。

とにかくマルチは滅びろと百回くらい唱えて寝ます。

って書いてから思い出した。「マルチ・レベル・マーケティングはXX大学でも認められてます。授業で教えられてます」みたいなセールストークもあってね、だいたいの大学から「そんなん認めてねーよ」って声明出てますからね。一回でも講堂借りれたことがあると推奨されたような顔で売りつけてくるんですよ、彼らは。あーもう。

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