Kindle Paperwhiteを買ったら本の購入費が増えすぎてやばい


11月の末ごろにKindle Paperwhiteを受け取りました。

前に11月の半ばって書いた気がするんだけど、発送履歴を確認したら11月21日だったので、どうやら末ごろだった模様。

ビールの飲みすぎで脳のプリン体化がやばい。

それはともかく、amazonの注文履歴を見てびっくりしました。

Kindle入手以降の購入冊数、そして代金の伸びがやばいです。

約1ヶ月程度にも関わらず、数えてみたら21冊、12,349円もの本を買ってしまいました。

ちなみに入手前の平均はおそらく毎月3000円もいかないくらいで、冊数も4~5冊程度だったと思います。

なんたることだ。このままでは本で貧乏になる。

購入数が爆発的に増えた要因はおそらく下記の3つです。

・書店に行く手間がなくなった
・置き場所を考えなくてよくなった
・読書量が増えた

ひとつずつ、簡単に説明していきます。

書店に行く手間がなくなった

説明の必要もないかもしれませんが、Kindleストアでボタンひとつで買えるというのは気軽すぎます。

しかも、配送と違って待つ必要さえありません。

あらすじやレビューを読んで少しでも気になるとついついポチってしまいます。。。

この快感はやばい。

置き場所を考えなくてよくなった

これも説明不要ですね。

電子データなので一切場所を取りません。

いままではある程度読んだ本がたまったら、邪魔なのでブックオフに持っていくなり知人に譲るなどしていたのですが、そんなしちめんどくさいことが不要になったのです。

これは革命的にやばい。

読書量が増えた

以前の記事でも書きましたが、文庫よりもはるかに取り回しがいいので読書量が劇的に増えました。

いままで、暇なときや通勤中にはWebを徘徊していることが多かったのですが、その時間がそっくり読書に変わったかんじです。

散歩しながらKindleで読書をするというのも定着しつつあり、デジタル二宮金次郎といっても差支えがないほど。

ひとつ間違えれば文明開化しかねないほどやばい。

そんなわけで、この記事で申し上げたいのは電子書籍は決して出版社の利益に反するものではございませんので、各出版者様におかれましてはぜひともKindleストアへの供給に全力を尽くしていただきたいということです。

リアル書店様におかれましては厳しい展開なのかもしれませんが、Kindleには向かない大判本や、ディアゴスティーニやタジン鍋とセットのおまけつき料理本、ギミックの楽しい飛び出す絵本などもございますので棲み分けは必ずできるものだとご理解いただきたく。

最後に、読んだ本の代金を少しでも回収すべく、私的な面白さ順に買った本のamazonリンクを貼り付けて本記事を締めくくりたく存じます。

採点の区分は大雑把に「超面白かった」「面白かった」「うーん」「読みかけ」です。

短評も添えますが、「超面白かった」については後ほど単独記事で書くやもしれません。

ちなみに、リンク先はもちろんすべてKindle版です。

超面白かった

解錠師

クライムサスペンスにして青春恋愛小説。錠前破りと絵画、そして恋人には猛烈に執着するのに、それ以外にはまるで興味も主体性も示さず流されるままの主人公の造形と淡々とした心象描写がすばらしい。安易に悲劇のラストにしなかった点も私好み。

ハーモニー

虐殺器官と地続きの世界観で描かれていると見ていいのかな?一度は破滅の危機に瀕した社会の上に再生した社会はやっぱりディストピアだった、みたいな。虐殺器官と同様、伊藤計劃の描く緻密な世界観に没入できる作品。

新世界より(上・中・下巻)

知人の女の子に薦められ、下心全開で買った。共通の本の話題で盛り上がれるとか素敵やん?だが、面白すぎて途中から動機を忘れかけた。貴志祐介は「クリムゾンの迷宮」を読んで、あちゃーと思って敬遠していた作者なんだけど、こっちは劇的に面白い。って中身の説明してないね。文明が一度崩壊した世界で、ユートピアで暮らしていた超能力者と醜いミュータントがガチ戦争を繰り広げる話です。世界観も戦争描写も緻密に作り上げられていて面白い。

面白かった

のぼうの城(上・下巻)

よく調べられていて、こんな歴史があったのかと驚かされ、読みやすいんだけど。。。最後の読みやすさが私の好みではなくやや減点。私が一番好きな時代物作家は山本周五郎なわけですが、それに比べると繊細な心理描写や重厚な緊張感に欠けるとかんじてしまいました。かの大作家と比較してしまうのは基準がおかしいんですけどね。間違いなく面白い作品なんですが、私の期待が過大すぎました。

帝都物語 第壱番

続編も早く電子書籍化しろコノヤロー、という恨みで減点。よく水木しげる御大と並び称される怪作家荒俣宏の出世作です。もっとファンタジーじみた派手な作品だと思っていたのですが、意外なほどペダンティックな作風。オカルト好きにはたまりません。「伝奇小説」というカテゴリがこれほどしっくりくる作品はないのでは?

天使の囀り

「新世界より」が面白かったのでこれも買ってみました。「クリムゾンの迷宮」の1つ前の作品ですが、こっちの方が面白い。ただ、モチーフを盛り込みすぎた感があり、まとまりに欠け行き当たりばったりな印象も。広げすぎた「天使の囀り」から、破綻なく狭いテーマでまとめようとした「クリムゾンの迷宮」を経て、壮大なテーマを破綻なくまとめきった「新世界より」にたどり着いたと読むと作家の成長が追えるようでとても面白いです。あ、作品の感想言ってねえ。展開に若干の無理があるものの、着想がユニークなため細かいことさえ気にしなければ面白いバイオホラーです。

皆勤の徒

世界観に浸れ!ってかんじの本。ストーリーとか、どうでもいいです。バックボーンとかを勝手に想像して楽しめる人にはぜひお勧めしたい。通じる人は極めて少ないと思いつつ例えるけれど、椎名誠のSF三部作をエイリアンのH・R・ギーガーを美術監督に据えて映画化したらこうなるんだろうな、ってかんじ。クトゥルフ風味も交えられていて大変に私好みなんですが、いかんせん物語の起伏が少ないためこの採点。ぜひ同じ世界観で違う作品を書いていただきたい。

あがり

途中でオチが読めてしまったがそれでも読ませる筆力に敬意。ただ、冗長に膨らませすぎた感は否めない。投稿規程に合わせるために無理やり恋愛などを絡めて膨らませている印象。ショートショートだったら星進一クラスの切れ味鋭い至高の一作に仕上がったと思うので、惜しい。

百億の昼と千億の夜

えっ、ここで終わり?!としか言いようがない。プラトン、ブッダを主人公に、イエスを敵役とした上でインテリジェントデザイン論をかませたといういいかんじのSFオペラなのに。。。あしゅらおうがボーイッシュな美少女イメージですので、ぜひインドあたりから女優をスカウトして映像化して欲しいところ。

うーん

ラヴクラフト全集1・2

訳文がいかにもこなれてないんだよなあ。。。2巻ではだいぶ改善されてるけど。この読みにくさがラヴクラフトの魅力という向きがあるのは知ってるけど、それにしたって、という気がする。英語力のない私が原文に当たれるはずもなく、これは想像でしかないんだけど、ラヴクラフトの文体って日本語でいう擬古文だったんじゃないかと思うのよね。最近クトゥルフが再注目されているようなので、東西の古典に明るい方が新訳版を出してくれないかと期待。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

いわずと知れた古典SFの名作、なんて言いつつ、はじめて読みましたすみません。おそらく作品発表当時はSFといえば科学物で、こんな風にハードボイルドを絡ませたものがなかったから開拓者として評価されたのではと思う。これを下敷きにSFの発展があったのだなと妄想するのは面白いが、この作品自体は残念ながらいま読むには古めかしすぎると思う。

一九八四年

これもいわずと知れた古典SFの名作。やっぱりはじめて読みましたすみません。すげえ小難しいかんじで読みづらい。って思ったら作品発表当時の人たちもそうだったらしく、あとがきによれば英国での「読んだふり本」第一位という栄冠にも輝いたそうだ。SFっていうより全体主義に染められた状況下での人間の自由を謳い上げるプロレタリアート文学っていった方がいいかもしれない。思想的には間逆のはずなのに、小林多喜二の蟹工船と近しい読後感。不思議だ。政治的信条が自由主義か共産主義かに関わらず、弱者に寄り添う視点で描かれるのであれば見える世界は同じなのかもしれない、なんて真面目なことをかんじたりした。

読みかけ

盤上の夜

囲碁やチェスなどの盤上遊戯をテーマにした短編集。麻雀の話が面白かったが、まだ途中。「超面白い」に昇格の余地あり。

・華氏451度
・原始人
・巷説百物語
・死ねばいいのに

まだ感想が書けるほど読み進めておりませぬ。。。

そんなわけで、読みさしの本がこんなにあるのに、全部バッグに入れっぱなしでも重量が変わらないKindleってすばらしいですね。

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