はてなブログよりアメブロの方が「いいね!」されやすい? 主要ブログサービスのソーシャル流入割合を調べてみた


こんな記事を読みました。

「はてブ数>Facebook のいいね!数=釣り記事かスパム」らしいので検証してみた – 俺のメモ

このブログでの話ですが、はてなブックマーク(以下「はてブ」)の数とFacebookいいね!の数ってぜんぜん比例しないんですよね。はてブとTwitterの言及数はおよそ比例関係にありそうだなあと思うんですが、はてブは3桁ついてるのにFacebookいいね!数が1桁なんてのも珍しくありません。

直近でいうと、昔に書いた記事が再浮上したこちらなんて極端で面白いです。

元警官に本当のプロの死体処理法を尋ねてみた | sakedrink.info

Facebookいいね!と他ソーシャルの違い

はてブ数122、Tweet数92に対し、Facebookいいね!数はわずか「3」。冒頭で挙げたブログで批判されている理論に従うと、真っ赤な釣り記事ですね。いや、言い訳のしようもなく確かに釣り記事なんですけれども。

こうした違いがなぜ現れるかというと、単純に流入経路と記事の性質の違いだと感じています。

まず、流入経路の違いでいえば、はてブ、Twitterはいずれも匿名ですので連携をしやすく、Facebookは実名なのでそれらの連携が取られにくい。

次に記事の性質ですが、匿名のはてブやTwitterでは陽性・陰性どちらでも共有されやすく、一方のFacebookは陽性の話題しかシェアされにくいのではないでしょうか。

ソーシャルメディアへの投稿では、「この投稿をすることで自分がどう見られるか」が意識されます。先ほどの私の記事を例に挙げるなら、「こいつ死体処理に興味あるのかよ…」と思われたらリアルな人間関係ではドン引きされますよね。そうしたリスクへの配慮が働き、シェアをためらうでしょう。

しかし、匿名のはてブやTwitterであればさほど深刻には捉えられません。リアルの人格と紐付いていないので、投稿する側も見る側もネタとして消費できる可能性が高いでしょう。また万が一ドン引きをされ、ブロックされたとしても、「どうせ匿名。ネット上の付き合いだし」と開き直ることもできるのではと思います。

このあたり、一度オフ会などで会ってしまうとdisりづらくなる心理と共通点がありますね。そのへんも深掘りして考えると面白そうですが、キリがないので今日は置いておいて。

さて、毎度毎度枕が長くて本当に恐縮なんですが、いよいよ本題です。国内にはアメーバブログをはじめとしてブログサービスが無数に存在しますけれども、それぞれにおいて得意とするソーシャルメディアはあったりするのでしょうか? 少々気になりましたのでSimilarWebというツールで調べてみました。

※SimilarWebとは、ドメインごとにアクセス数や流入元が調べられるツールです。アクセス数の絶対値は信頼性が低そうですが、流入元割合についてはおよそ近い数値が得られるんじゃないかなあ、という個人の感想。なお、このツールではドメイン単位での集計のため、独自ドメインのブログは計算外です。

調査結果表

調査対象は以下の7つのブログプラットフォーム。加えて、比較用にブログメディア以外のハフィントンポスト日本版とNAVERまとめを入れてみました。

続いて表ですが、デカイのでスマホだとうまく見えないかも……ごめんなさい。その場合はPCから見るとか、スマホを横にするとかで対応をお願いします。また、表のリンクはそれぞれSimilarWebの調査結果に飛びます。数値は本記事投稿時点のものですのでその点もご注意ください。

アクセス全体に占めるソーシャルメディア経由の割合と、その中でもFacebook、Twitter、はてブ経由がどれだけを占めているのかを表にしています。なお、YoutubeやPoketなどを省いているので合計しても100%にはなりません。

はてブロ アメブロ livedoor FC2 Seesaa goo ココログ ハフポ NAVER
ソーシャル割合 19.60% 11.50% 7.18% 2.82% 2.54% 5.96% 4.27% 50.97% 6.25%
Facebook 17.51% 56.90% 29.73% 21.43% 25.09% 59.10% 29.17% 83.07% 48.89%
Twitter 26.37% 37.55% 41.87% 65.83% 54.25% 30.00% 42.06% 9.61% 34.73%
はてブ 53.11% 2.46% 20.48% 5.63% 13.08% 5.81% 22.24% 6.54% 13.13%

おお、意外に特色が出ているような気がします。気を引いた点についてぼちぼち語ってみます。

はてなブログはFacebook流入率が一番低い

はてなブログはソーシャルの占める流入率が19.60%とブログプラットフォームの中では多いのですが、これはグループサービスであるはてブからの導線が強力なためかと思われます。ソーシャル流入のうち半数強をはてブが占めており、またアルファはてなブックマーカーの多くがTwitter連携をしていることから、もしはてなブックマークというサービスがなければ、この流入率は半分以下になるのではないでしょうか。

「はてなブログはSEOに強い」というキャッチコピーでユーザーを増やそうとしているフシがありますけれど、「はてなブログはソーシャルに強い」をもっと前面に打ち出してもいいかもしれませんね。古参のはてブユーザーからは「これ以上はてブスパマーを増やすんじゃない」と反感を受けそうですけれども。

アメブロのFacebook流入率が意外と多い

アメブロって他のソーシャルでバズるイメージがなかったので、全体流入のうち11.50%をソーシャルが占めているのも、そのうちFacebookが6割近くを占めているのもどちらも意外でした。

なんでだろーと考えてみたんですが、芸能人ブログの影響が大きいんですかね。芸能人のほとんどがFacebookページを運用していますし、そこからのファンの流入が多いんじゃないかと。あと、ネオヒルズ族的な悪質アフィリエイターに愛好されている点も大きいかもしれません。ああいう人たちはだいたいアメブロに巣食っていますよね。

ちょっと安易な結論な気がするので、どなたかアメブロ事情に詳しい方に解説してもらえたらいいなあ。

FC2ブログのソーシャル流入率が全体的に低く、Facebookの割合も特に低い

これはまあ、エロ関係が多いからでしょうね。ブログの数も全体に占めるPVも多い。となればソーシャルの割合、とくにFacebook経由の割合が低くなるのも当然です。

そんな感じだろうなあと予想していましたが、ホントにそのとおりで面白かったです。

ココログのはてブ割合が妙に多い

これはどう考えてもやまもといちろうBLOGの仕業でしょうなあ。と思ったら、氏のブログのドメインは「tea-nifty.com」で、今回調べた「cocolog-nifty.com」とは違っていました。

他にココログでやっているはてブで人気のブログなんてあったっけ…と調べてみたら、極東ブログさんやhamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)さんがココログだったんですね。

てっきりはてなダイアリーだと思い込んでいたので意外でしたが、このあたりはさすが日本最古参のブログサービスだ、といったところでしょうか。

おわりに

全体の傾向としてこういうかんじだよー、という意味で今回のデータはおよそ合っているだろうとは思うのですが、ブログというのは個人差・記事差が大きいものですので一概に「Facebook流入狙いなら××ブログだ!」みたいなことはいえません。はてブを狙うのならはてなブログであるのは間違いないでしょうけれど。

っていうか、FacebookやTwitter流入は既存のつながりに応じて同じように稼げるので、これから新しくブログをはじめるのならプラスオンではてブが狙いやすくなるはてなブログが一番よさそうだと思います。あくまでPVに主眼を置いた場合ですが。

ちなみに、当ブログの筆者はリアル友だちが少なすぎるためにFacebook流入がゼロに近いです。あわれに思ったらFBページに「いいね!」をしていただけると幸いでございます。

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