アイスバケツチャレンジとは何だったのか

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バケツいっぱいの氷水をかぶった動画をSNSにアップし、知り合いを3人を指名して「お前ら、1万円寄付するかおれみたいに氷水かぶるかどっちか選べ」と脅迫するmixi日記バトンのようなスパムが流行ったらしいです。

もともとは海外のヤンキーライクなヤングの間で流行ったらしいのですが、それがいつの間にやらセレブ層にまで波及し、Microsoftのビル・ゲイツやらFacebookのザッカーバーグやらまで浸透した模様。その辺の経緯はこちらの記事に詳しいです。なんか、指名に応じなかった子どもがいじめられる事案も発生しているそうで。

…って紹介しようと思ったんですが、検索結果がまとめサイトやバイラルメディアで汚染されすぎてそれを解説したサイトにたどり着けません。貴様らこそ氷水をかぶれ。そして明鏡止水の境地に至ってしまえ。あるいはGoogleもっとがんばれ。

いやー、それにしてもね、この騒動はどうも妙に感じます。

だって、私であればもし誰かに指名されても「あ、これはブログのネタになる。売名できる。アフィリエイト収益も増えるぞ、うっひょー!」と喜んで氷水をかぶるんですが、そういう思惑がない人が突然誰かから「おい、1万円払うか氷水をかぶった動画をインターネットにアップしろ」と言われたら普通にムカつくでしょ。なんで貴様にそんなことを要求されなきゃいけないんだと。

本邦ではライブドア事件でおなじみ、最近ではロケットを打ち上げようとしているホリエモン氏がサイバーエージェント社長藤田氏に挑戦状を送り、あっさり「あ、飽きたんで自分は素直に寄付しますわ」とスルーした模様。

「頭から氷水」は「飽きちゃったので」 「100ドル寄附」を選んだサイバーエージェント藤田社長 – ITmedia ニュース

ここでCAのキラキラ女子社員にバトンを渡しておけばおれたちのヒーローだったのに、たいへんもったいないですね。それを引き継いだドワンゴが汗臭いエンジニア男子の氷水動画をアップして総バッシングとともに一部女子(と男子)からの熱烈な指示を受ける様が見えて参ります。

この記事に対して、「金持ちなんだからもっと余裕を持った対応をしろよ」みたいな反応がありますが、じゅうぶん大人で余裕のある対応ではないでしょうか。財産があるからと寄付の要請にいちいち応えていたらスカンピンまっしぐらですし。巨額な寄付をしたのなら、それはそれで社員や下請けへの報酬に回せって非難も発生したんじゃないですかね。物は言いよう。何にだって文句はつけられます。

持てるものは滅私奉公せよ、という世の中では、がんばり損だし、誰も得をしないと思うなあ。

っつうか、それなりに社会的な知名度も交遊もあるつながりであれば、指名する前に相談するのが礼儀でしょう。事前の承諾も得ずにチャリティへの参加を強要するのであれば、「この要求を受けなければお前はチャリティに賛同しない下衆だ」という脅迫をしているようなもの。

もちろん、勝手知ったる仲であればそんなやりとりは不要でしょうけれど、この経緯を見るにそういうことではなかったようで。

そんな風にもやもや考えていたところ、仕掛け人が不慮の事故でなくなってしまったというニュースを目にしました。

「氷水バケツ」世界で広がるソーシャル寄付 27歳発案者が事故で亡くなる

深夜に海に飛び込んで亡くなられてしまったそうです。新たなエクストリーム寄付を模索中だったのでしょうか。事情はわかりませんが、とにかくご冥福をお祈りします。

それにしても、このアイスバケツチャレンジ騒動ってなんだったんだろ。(まだ終わってないけど)

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