カウンセラー「1日にギャンブルに使った最高金額は?」 患者「3万5000ドル(約360万円)です」


学生時代の友人で、麻雀にハマって1日中雀荘にこもっている友人が何人かおりました。学生街でしたのでそうレートも高くなく、いわゆるテンゴ、テンサン。一晩やっても場代込みで諭吉先生が出るか出ないか、というレベルのかわいい遊びでございます。

たとえ小銭のやり取りであっても鉄火場の雰囲気というものは多少味わえるものでして、負けるとこれが実に悔しい。勝てば勝ったでアドレナリンが大量分泌される。結局疲弊し切るか財布が空になるまで居座り続け、気がつけば17時間も打ちっぱなしだったという青春の思い出もあった模様です。

あくまで友だちの話ですよ。

本邦におきましては遊興において現金を賭けるという行為はほとんど認められておらず、「一時の娯楽に供する物」つまりは食事代やタバコ代をおごるといったようなものでなければ厳密に言えば違法らしいです。

賭博及び富くじに関する罪 – Wikipedia

まあ、当然のことながら競馬、競輪、競艇、競艇(オートレース)といった公営ギャンブルは合法ですし、パチスロも雀荘もほとんど取り締まれられることはありません。なんだかまあ、たいへんに恣意的な法律運用だなあと素人ながらに思うわけです。

そういえば、漫画家の蛭子能収さんはフリー雀荘で打っていたら逮捕されてしまったらしいですね。

蛭子能収さん“チョンボ”麻雀賭博で現行犯逮捕! – 我が郷は足日木の垂水のほとり

そういやパチンコ関連でも警察沙汰はちょいちょい耳にするなあとググってみたんですが、まあ特別ひとつだけ取り出そうと思う気力をなくすほどなので、Google検索結果へのリンクを張って済まそうかと思います。

"パチンコ"+"逮捕" – Google 検索

相変わらず前置きが長くなりつつあるんでようやくタイトルに触れますけど、こんなニュースを目にしました。

「ラスベガスで異例のツアー、巨大カジノが日本進出に意欲」 News i – TBSの動画ニュースサイト

この記事によりますと、ラスベガスにある世界最大級のカジノ運営会社が日本に熱視線を送っているそう。表題はこちらの記事からの引用です。

ラスベガス近郊にあるギャンブル依存症の相談施設。

「1日にギャンブルに使った最高金額は?」(カウンセラー)

「3万5000ドル(約360万円)です」(患者)

日当1万円で1年間休みなく働いてもらえる給料を1日で溶かせちゃうんですね。ラスベガスこわい。

さてさて、他方で我が国でも観光誘致の目玉としてカジノを解禁しようという声が少なからず存在するらしいです。

石原都知事と橋下市長のカジノ構想| オンラインカジノ情報サイト【ギャンブラーズ】
国際観光産業振興議員連盟 – Wikipedia
横浜市のカジノ誘致構想はどうなっているの?[はまれぽ.com]

なんすかねえ、これ。

個人的には、トランプやサイコロ、麻雀牌のやり取りで小銭のやり取りをする程度の遊びはぜんぜん許容して欲しいんですけど、現状の野放し感とカモをケツの毛までむしってやろう感が相まった微妙な感じ。

そういえば、最近では警察庁の公式見解として「パチンコ玉って換金できるの? なにそれ知らなーい。こわーい」みていなやり取りがあったそうで。

パチンコで換金、警察庁「存ぜぬ」 課税狙う議員は反発:朝日新聞デジタル

天下りが何人いるのか調べるまでもなく、知人の警察官はパチンコで買ったお金でお酒をおごったりしてくれましたよと。劇画でよくあるみたいに優待台でボロ儲け、みたいのはなかったらしいですけど。

うーん、なんですかねえ。賭け事っていうのは「遊び」の範疇に留まるから楽しめるわけで、お金を儲けようっていう意図が入りすぎると絶対そこにひずみが生じると思うのですよ。なんかこう、ね、ギャンブルに投じられるのは年収の百分の一までとか、そういう規制を作らないとおかしくなっちゃうと思う。現状、すでにパチンコ破産なんかもあるわけで。

だいたい、ギャンブルってゼロサム以下のゲームですからね。胴元の利益分は必ず損をするっていう。公営ギャンブルであればそれがすなわち政府収入になるわけですが。

あとアレです。個人的に気に入らないのはカジノの具体案がまるで聞こえてこないところですね。きっとラスベガスやマカオのコピーで、ルーレットやバカラ、ポーカー大会なんかをやろうってなことを漠然と考えているんでしょうけれど、それが本当に観光の目玉になるんでしょうか。別に日本じゃなくてもできんじゃん、そんなの。

仮にカジノを合法化するのならば、クールジャパンと掛けあわせて花札、チンチロ、丁半賭博。畳の賭場でガヤガヤやらせている方がよっぽどオリエンタルジャパンな雰囲気が出せて観光客を呼べそうです。由美かおる的な誰かが壺振りをやっているんですよ。

フラッシュモブ的なイベントで、イカサマに怒った客が暴れだし、それを清水次郎長みたいなのが取り押さえるとかね。馬鹿高い年貢を収めきれずに一発勝負に来た農民がカタにはめられて娘を売りに出すとかね。じつは賭場を運営するヤクザが代官とつるんでいて、その企みを助さん格さんが暴き出し、黄門様が印籠を出してハッピーエンド。これぞオリエンタルジャパン。

ちなみに、外国人客が張り出していたコマはドサクサにまぎれて全額ボッシュートです。観劇代としてありがたく懐に収めるんです。そんなのでクレームを出す野暮な客はわざわざ呼ばんでよいのです。金持ちの、財布に入った金ぐらいならスッてもかまわない、むしろ楽しいっていうお客さんが面倒くさくなくていいじゃないですか。

酔った勢いでだらだら書いてたんですけど、案外いけるんじゃないかって気がしてきたぞこれ。

「日本に遊びに行ったらゲイシャガールとヤクザにスッテンテンにされちゃったよ。HAHAHA!」

みたいなジョークがハリウッドセレブの間で流行るぐらいまで徹底すれば実に面白いことになりそう。カジノ法案のパブリックコメントが出たら、この記事をコピーして送りつけようと思います。

なお、アイキャッチ画像はぱくたそさんから頂戴しました。この金の亡者感がよいですね。

follow us in feedly

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です