2013年の参院選で共産党に投票した理由を書き残しておく


2013年7月21日(日)、世論がアベノミクスに沸き、自民対象の流れが見えている参院選挙であえて共産党に入れた理由を書き残しておきます。そんな世間の流れはわかりきっとるやん、という状況をあえて冒頭に書いたのは備忘のため。自分がした行動でも、数ヶ月も経てばすっかり忘れちゃうのよね。もっと前の衆院選では民主に一票を入れてしまった自戒も込めて。そのころにはブログをやってませんでした。

共産党に投票した理由は3つです。箇条書きにするとこんなかんじ。

  • 1党の独壇場状態が具合が悪いのを民主政権時代に痛感した
  • 社会福祉系の政策がごりごり削られそう
  • 党利党略でふらふらしなそう

断っておくと、私は基本的に安倍政権の経済政策に賛成です。TPPへの参加や各種規制緩和はどんどん推し進めるべきだと思います。政府主導で産業を育てようっていう時代遅れな政策に関しては反対っつうか、懐疑的ですが。クールジャパンとか言っている暇があるなら、同じお金をベンチャー投資に回した方がずっといいと思っています。

それでも、硬直的な権力維持体制や、一時的に過度なパワーをある勢力が持ってしまうのは具合が悪そうだなあと。いや、あんまり具体的に説明できない「~なかんじ」というふわっとした感想なんですが。民意を得たと勘違いした政権が何をやらかしてしまうかは前与党を見てなんとなくわかった気がしたので、「勝たせすぎはいかん」と思ったわけです。

次に、福祉政策の件ですね。

ネトウヨに擦り寄るほど自民幹部の方々がアレだとは思わないのですが、憲法草案に家族の相互扶養義務を入れようとしているあたり、9条改憲以上に現実的なインパクトがでかいと思うんですよ。ぶっちゃけ、9条を改憲したところで突然安倍政権が侵略戦争をはじめたりはしないでしょうし。

それよりも福祉の方が目の前の我々の生活に影響がある。セーフティネットのない弱肉強食の世界だと、確実に治安が悪化します。北斗の拳的ヒャッハーなスラムがあちこちに出来上がるんじゃないかと。「弱者は死ね」ではなく、「みんなで支えよう」って発想にならないと、日本がどんどん殺伐としちゃうと思うんですよ。

いや、国家レベルで語ると理想論だなんだと言われるわけですが、職場や家族のレベルなら当たり前のことじゃないっすか。「お互い様」ってよく聞くでしょう。同僚や家族同士ならできることが、国民同士だとできない。これぞムラ社会の究極系なんでしょうか。

党利党略でふらふらしないのも大事。

太陽の塔とか一体何だったんでしょうか。なんとなくクリスタルな勢いで新党を立ち上げてみたとしか思えません。あ、あれは石原慎太郎じゃなかった。そう、太陽が暑かったからだ。それも違う。

せっかく投票したのにね、そういう権力への見果てぬ夢みたいなのに走られてしまうと意味がないわけです。自民へのブレーキ役として一票を投じたのに、いつの間にか連立しているとかなったら投票した甲斐がないわけですよ。

そんな理由で、今回は共産党に投票した次第。

批判されるかもしれないけれど、これが正しい判断かどうかは数年、数十年後の未来にならなきゃわからないわけで。そんな先のことは投票される政治家のみなさん自身もわかっていないと思うので、最後はえいやっと投票先を決めましたよ、と。

ところで話は変わりますけど、「投票しないのも意思表示だ」って主張が出ているのは何なんですかね。選挙権を行使しない有権者なんて、議員から無視されるに決まってるじゃないですか。

ある世代なり団体なりがまとまって(どこでもいいから)投票するだけで、議院さん方は「あいつら投票先を選ぶ原理はよくわからんけど、やたら投票だけはするぞ。軽視できないからちょっと研究しよう」というマインドになると思うんですがね。

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2 thoughts on “2013年の参院選で共産党に投票した理由を書き残しておく

  1. 初めまして。twitterから来ました。アルトと申します。
    投票は納得ですが、いろいろ疑問なところが。今回はTPPに関してだけ書きます。

    TPPは米国などの市場で食い尽くすモノがなくなった
    米国を起点とする多国籍企業が新たな市場開放を求めて、実行しようと
    しているもの。カナダの場合、薬の認可で臨床試験を不十分として
    許可しなかったが、イーライリリー社にISD条項を使って国が訴えられ巨額の
    賠償責任が生じている。非公開で一審しかなく米国で秘密裏に結審され、
    今まで一度も米国側が敗訴したことが無い。
    アフラックの代表が交渉に同行したように、アフラックは自社の収益の拡大が
    狙いで、そうでなければ遊んでいるのと同じで株主代表訴訟されてしまう。
    主眼は日本の国民皆保険で、米国は国民皆保険制度が無く、
    極めて高額な医療費を要求されるため、金持ちか、民間保険に入って
    そのカネを工面するしかないが、それと同様に、混合診療を推し進め、
    保険がカバーしない自由診療を拡大し、民間保険制度に加入させるのが
    狙いである。

    しかも日本の輸出の根幹である自動車は米国との初期の交渉で
    一定期間米国が関税をかけ続けて良いと決めてしまった。さらに
    郵政も日本国内の生命保険会社の保険を共同開発して販売するはず
    だったのに、それを事実上破棄し、アフラックの保険を売ると言い出した。
    気持ち悪ささえ感じる土下座クリンチ手法で、まともに交渉する気さえ
    うかがえない。

    食糧のことで言えば、食糧自給率が極端に低く、食糧安全保障の観点からも
    国家として問題であるし、食糧を大量に買いあさる結果、世界の飢餓を
    促進している側面さえ有る。しかも消費する以上に買って大量に捨てている。
    そもそも円高で買えるカネが有る場合は良いかもしれないが、異常気象による
    作物不作に陥れば、基本は近場で消費されるものに充当されるし、円安に
    シフトして、しかもトリクルダウン無く株高と配当と輸出大企業のごく一部エリート
    だけが給与上がり(それも賞与だけかも)、その他の一般が非正規にどんどん
    置き換えられ、安い賃金になって購買力が減れば、内需も落ち、海外から
    買って食えるのも上流層だけとなりかねない。しかも財政破綻をダシにしつつも
    政党助成金をもらい、復興と言いつつ復興に使わず湯水のように税金垂れ流し。
    それらや社会保障を理由に消費税増税するのだから、内需は徹底して落ち込み、
    カネは使うわ、税収減るわで国家衰退の危険すらある。

    狂牛病や遺伝子組み換えも国内で現時点では問題とされているが、
    進出企業の利益最優先のTPPでは、そもそもそんな記述が不可能になる
    可能性もあるが、更に施行されても食品の安全を考えてそのような制限、
    記載を行うと国が訴えられる可能性が高い。
    生物の根幹である「タネ」を支配し利益ばかりを追求する現在の「食」の経済構造
    を追求する、米国に本社を置くモンサント社は、カナダとも問題になったし、
    EUは遺伝子組み換え作物の承認を2014年末まで凍結することを決定している。

    労働、特許なんかでも問題は多々あるが、判りやすい例でこれだけ見ても
    非常に問題があるし、しかもこれだけ重大な交渉に入るのに中身は
    国民に知らされない秘密主義。交渉に入った瞬間に内容をすべて秘密にすることを
    強制する署名をさせられている。

    まだ、日本の企業収益が上がり、日本の国民に分け与えられ、結果として
    国家も安定すると言うなら理解もするが、残念ながらその兆しは全くない。
    企業競争、ロビー活動で何を取ってくるかの命題が、米国からの進出企業は
    明確だが、反対に日本側は農業も自動車産業も全く守る気が無い。
    指向も明確で無いし、こういうモノだとの理解も企業も農民も多くが判っていない。
    官僚も頭が良いだけで、方向を持たない交渉など、意味が無い。
    だから何も勝ち取れないと思う。

    結局、WTOのドーハラウンドのように、交渉に決着がつかないから
    すべて凍結してなかったことにする、それを他の国々の国民と連帯して
    実現するしか、自民の暴走を止める方法はないと思うのです。
    でなければ、本当に国を売り渡されてしまう、そうならないように
    しなければならないと思っています。議員の中にはTPPに反対する議員も
    居ますが、政党としては共産党くらいしかまともな勢力もありません。
    なので、TPPだけ取っても共産党しか選択肢が無いなと思うのです。

    • コメントありがとうございます。
      本文にも書きましたとおり、私はTPP賛成なんですよ。保護主義的な路線で走っても、いずれはズブズブと沈没していくと考えております故。

      何をするにしてもリスクはつきものですので、得られる果実と比してどちらが大きいかと見積もるのは人それぞれかと思いますが、座して死ぬのを待つのなら、せめて前のめりに倒れたいものだなあと思う所存です。

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