虚構新聞に言及したら延焼したので記事解説と原因分析(反省と対策)


昨日書いた記事が完全に意図しない方向で理解されてしまった挙句にバズるという事態に陥り困惑しております。

日本ではもはや風刺が成り立たないのかもしれない – 日本ユニセフと虚構新聞の炎上に寄せて

記事の流れをざくっと紹介しますと、こんな感じです。括弧書きは記事中では明言しなかった箇所となります。

  1. 最近炎上している虚構新聞と日本ユニセフのやり取りについて簡単に紹介
  2. 上記を枕として、「もはや日本で風刺は成り立たないのでは?」と問いかけ
  3. 私のイメージでは、「直接批判すると(対象の権威・権力側から)攻撃を受けかねないので、それをかわすために行われる婉曲な表現行為」が風刺
  4. 旧ソ連や江戸時代の風刺を例示
  5. 旧ソ連政府や幕府のような権力に軽妙に立ち向かうのが風刺の面白さ
  6. 風刺ってものには、こういう(下手をすれば手痛い反撃を受ける権力に挑戦する)スレスレの感覚が必要なんじゃないですかね。
  7. 現代日本には批判を許されないほどに強力な権威が存在せず、また言論の自由が保障されているため、この意味での風刺は(虚構新聞も含めて)成り立たない
  8. むしろ、いま最も風刺の対象となりうる力を持っているのは大衆ではないだろうか

そして、この記事に対する反応が以下です。Twitterなどでも言及されているのですが、まとめて紹介するのがたいへんなのではてなブックマークコメント欄で失礼します。

昨日の記事のはてなブックマークコメント

どうやら、多くの人に虚構新聞さんの擁護記事として読まれてしまったようです。せっかくの機会…というと誤読させてしまったみなさまには申し訳ないのですが、後学のために原因を分析したいと思います。

言葉足らずで立場が不明瞭だった

まず、上のまとめにおいて括弧書きで補足をした情報がぜんぜん伝えられていなかったのかなと。

“ネット界の東スポ「虚構新聞」さん”とか、“私も、くだんの記事はあんまり好みではありませんでした”と書いたので虚構新聞さんの擁護と取られることはないと思っていたのですが、不十分だったようです。あるいは東スポはヨタ記事ではなく風刺を扱う新聞だと思われていたのかもしれません。

改めて今回の騒動について私の立場を述べておきますと、「なんか燃え上がってるなー」と眺めているだけの人です。日本ユニセフさんの活動にはことさら意見を持つほど詳しくないですし、虚構新聞さんもときどき見かけるだけでファンでもアンチでもありません。

余談ですが、過去の自分のはてなブックマークを確認したら、今回の件を除くと2記事しかブックマークしてませんでした。読んだことのある記事はもっと多いと思うのですが、やっぱりあまり好みじゃないのかなあ。自分で調べてちょっと驚きました。

加熱している人が多かった

虚構新聞デジタル:本紙記事「日本ユニセフ、寄付金の流れ透明化へ」についてご報告
上記のはてなブックマークコメント

冒頭記事で紹介していた虚構新聞さんが、謝るように見せかけてキレ芸を披露しています。ここで注目していただきたいのは虚構新聞さんの記事そのものではなく、それに寄せられたコメントです。批判と擁護が入り交じっていて興味深い。ここまで意見が割れるサイトも珍しいのではないでしょうか。

文章のみからの印象なので実際のところはわからないのですが、けっこう熱くなっている方も少なくない様子。私の記事はこれの前に公開しているのですが、「虚構新聞憎し!」あるいはその逆の心境で流入してきた方が多そうです。

冷静でないタイミングで私の記事が目に入ったために、余計に誤読を誘ったのかなあと。火中の栗に手を伸ばすときには、よくよく慎重になるべきだなと思いました。

怒りのコメントを読んで流入してきた人が先入観を持っていた

この辺がソーシャル時代の怖いところです。昨日・今日のサイトへの流入元を確認したところ、GoogleAnalyticsで確認できるだけで3,200人の読者がソーシャル経由で流入していました。普段は1日20~30人くらいですので、ほとんどが今回の記事をきっかけに訪れているとわかります。

それで、中でも太い流入元がはてなブックマークとTwitterなんですが、怒りのコメントが添えられたリンクを踏んでやってきた人はどうしたって先入観を持っちゃいますよね。それでますます誤読の輪が広がっていってしまうと。

ここまでいくとなかなか流れを変えられるものではないので、そもそも誤読させないよう元記事で注意するべきだったのでしょう。

このブログも過去何度かバズったり叩かれたりしたおかげでだいぶ耐性がついてきた自信はあるのですが、知らない人から罵声や非難を浴びせられるのはやはり気持ちのよいものではありません。

ブログを運営し続ける以上、こういうことは必ずまた起きてしまうのでしょうが、今後はこの反省を活かしてなるべく誤読させにくい記事を心がけたいなあと思った次第。

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