現役人材コンサルタントに「ぶっちゃけリスティング求人ってどうなのよ?」と聞かれたから答えた


もはや採用市場の前線を退いてだいぶ経つわけですが、現役の人材コンサルタントから「リスティング求人ってどう思う?某ネットコンサルが私のクライアントに提案してるんだけど、いまいちよくわからなくって」って聞かれました。

その知人は採用の現場でひたすらたたき上げられており、ネット採用といえば大手媒体(リクナビとか、マイナビとか)の中でいかに最適化するかという勝負をしてきたので、そういうインターネットのマニアックな世界を知らないから私に聞いたのだと思います。

別に私もネット求人全般について詳しいわけではなく、「あくまでおれの印象だし、必ずしも正しいわけじゃないと思うけど…」と前置きして答えたわけですが、こういう話を採用の現場で聞いたことがないなあと思い、需要はあるんじゃないかと思ってここに書いておきます。

あくまで私の私見であり、正しさを保障するものではありませんよ、と前置きした上で。

・SEOやらSEMコンサルを謳う会社はしょうもないのも多い
→ちょっと知ってる人ならサイトの紹介文を読んだだけで「アカン」と思う会社も少なくないです。

・信頼できるパートナーを探すのなら、紹介で個人を探した方がいい
→経験や勘がモノを言うので、会社単位だと担当者によるスキルのばらつきが大きいのですよ。また一人でやれる仕事なので、実力のある人ほど独立しがち。ネット関連に限らず、コンサル系全般にいえることかもですが。

・業界知識の深さでキーワード選定の幅や深さに差が出るので、本当は自社でやるのが一番成果が出せる
→興味を持てる人材がいる、それに業務時間を割けるのが前提ですが。今回の話題は「薬剤師の求人」だったんだけど、そういうニッチな知識を持ち合わせているコンサルは極めて少ないです。

・「薬剤師 就職」みたいな競合が多くて単価の高いワードを狙うんじゃなく、「薬剤師 バイト 橋本駅」みたいな求めている人にピンポイントに刺さるキーワードで出稿すべき。
→Tipsレベルの話ですが。そういうキーワードもどんどん高くなってそうだけど。

・専門媒体への出稿やPPCは「今すぐ欲しい」需要に応えるにはぴったり
→人材を採用する場面って検索上位になるまでじっくり待てないケースが多いわけで、急ぐときは専門媒体やリスティング広告を使った方がいいかなと。

・自社のウェブ採用を長期的な視点で強くしていきたいなら、オウンドメディア(自前のメディア)での蓄積が重要
→ちょっと前に「新卒採用が効率化するコンテンツSEOに「公開社内報」というアイデア」という記事でも触れた話題。出稿期限が過ぎたり予算を消化すると消えてしまう求人広告やリスティングは息の長い採用活動には向きません。

あと、リスティング広告やらSEOやらってごく普通のマーケティング的な考え方がすげえ重要な世界だと思うんですが、必要以上にテクニカルな話だと誤解されている気がしてなりません。

「欲している人材はどんなキーワードで検索しているのかな?」って想像をめぐらせられれば、6割方の仕事は済んだようなものなのですが。

また、その誤解を利用していい加減な仕事で儲けている会社も残念ながら少なくないイメージ。

なんにせよ、これだけは間違いなくいえるかなと思うのは、担当者がコンサルに丸投げにせず、自分で手を動かしてあれこれ試してみることが重要なのはないかなと。

そんな時間が割けない場合は、半端なコンサルは雇わず、素直に媒体出稿で求人していた方がいいと思いますです。

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