本シリーズもついに完結編です。
はじめから燻製ベーコンの作り方を知りたい人は、初回の記事から読んでくださいね。
初回の記事: ピックル液の作成から食材の漬け込みまで
前回の記事: 塩抜き、風乾、燻煙編
さて、前回は燻製器に食材をセットし、燻煙をはじめたところで終えました。
さっそく仕上がりを見ていきましょう。
燻製器から取り出す
燻製器から煙が出なくなり、燻煙材が燃え尽きるまで待ちました。
大体2時間強くらいだったでしょうか?
別にじっと待っている必要はないので、その間は本を読むなる昼寝するなりしてのんびりお待ちください。
このまま焼いても食べてもいいし保存もできるのですが、今回は屋外のBBQに持っていくので、念のため殺菌を兼ねて低温調理を施しました。
仕上げ:ジップロックで簡単低温調理
手順は簡単。特別な調理器具も不要です。
たっぷりのお湯を沸かしてから火を止め、ジップロックに入れた食材を入れるだけ。
これで1時間くらい放置します。お湯の余熱で火が通るので、肉汁が逃げずジューシーな仕上がりになります。
大きな固まり肉を直火やフライパンで芯まで火を通すのは面倒ですが、この方法なら手間もかからず失敗もしません。
長期保存をする場合は、取り出したらそのまま冷凍庫に入れてしまいましょう。
それほど長く保存しない場合は、ラップなどをせず冷蔵庫にそのまま裸で保管してください。
水分がつくと傷みやすいので、網やトレイでスノコのようなものを作り、それに載せるといいかんじです。
調理、実食
ついに完成した手作りベーコン。
いよいよ実食!
上の工程で低温調理を行いましたが、ベーコンの1本はそのまま生ベーコン(パンチェッタ)にしました。
とりあえずこのパンチェッタを使ってネギとベーコンのパスタを作りました。
やや厚めに切ったベーコンを炒め、出た油でネギと茹でたパスタを炒め、クレイジーソルトで味を調えて完成です。
食べる前から漂う燻製の香り。ひと口ほおばれば、口いっぱいに香ばしい風味が拡がります。肉の旨味が染み出た油を吸ったパスタもすばらしい味わい。市販のベーコンではとてもこの味は出ません。
残る燻製は分厚く切って野菜やキノコと一緒に串を打ち、BBQに持っていきました。
おかげさまで大好評。みんな燻製が作りたくなったに違いないと思います。
自分で作るのは面倒くさいから、また作って持ってこい的なことばかり言われた気もしますけれども、たぶん私の記憶違いだと思います。
いやー、燻製って本当にすばらしいですね。
さいなら、さいなら、さいなら。