
「超小型燻製器に適当に食材を入れまくって毎日が燻製充」という記事で超小型燻製器を知り、めちゃくちゃ欲しくなりました。
いまもダンボール製の燻製器を持っているのですが、これが大きすぎてなかなか気軽に使えません。この前、燻製をしたときは、肉を数キロ、玉子を10個、さらにチーズも燻製したので消費するのに何週間もかかりました。
もっと手軽にちょこっとだけ燻製できる手段が欲しかったんですよ。
しかし、7800円は高い。鶏卵2個しか入らないサイズというのも小さすぎる。私はもっと安く、もう少し多く燻製が食べたいのだ。
価格もサイズもちょうどいい製品を探すのはたいへんそうなので、自作することにしました。
材料は300円(税抜)、近所のダイソーで仕入れました。
買ってきたのは18cmのアルミボウルを2つと、16cmの丸網を1枚。
スモークウッド(燻煙材)はカッターで周囲に切れ込みを入れてポキッと折りました。4cmくらいかな?
ちなみにスモークウッドは1本300円くらい。東急ハンズやホームセンターなどで販売しています。
ではセッティング。
まず、鍋敷きの代わりに本を置きましょう。ここでどんな本を選ぶかであなたの印象が左右されます。私はドラッカー先生の本でさりげなく知性をアピールしました。もちろん普通の鍋敷きでかまいません。
火をつけたスモークウッドをボウルにセット。アルミホイルの上に置いたのは、後片付けを楽にするためです。
丸網を置いて、食材を並べます。塩水につけておいた鶏卵を3つとキャンディーチーズを8個。鶏卵2個しか入らない7800円のブルジョワ燻製器に勝利した瞬間です。
もう1つのアルミボウルで蓋をして完成!
そのとき、ぴったりと重ねずに指先が入る程度の隙間を空けましょう。そうしないと酸素不足で火が消えてしまいます。割り箸などを挟んでもいいかもしれません。(じつははじめはもっと狭い隙間にしていて、あっさり火が消えました。煙が洩れるのがもったいなく感じますが、だだ洩れくらいでちょうどいいです)
待つこと小1時間。
できた!!
いい感じに色づいていますが、熱源が近いせいでチーズは完全に溶けてしまって、アルミホイルから剥がしながら食べるハメに。ちくしょう。
でも、おいしかったです。
インスパイア元の記事にあるように、燻製づくりはとても簡単に楽しめます。
食材の仕込が面倒なら、ハンペンやかまぼこ、ハムやソーセージ、たくあんなどの既製品を使えばいいでしょう。
なのに、燻製をする人が少ないのは、専用機材の価格が高く、気軽にはじめにくく感じられるせいに思えます。
この燻製器なら工作も不要で、たった300円で作れます。
「燻製やってみたいけど、なんかむずかしそう……」という方にぴったりではないですかね。
ぜひお試しあれ。
しかしこの燻製器、どこかで見た気がしますね……。
あっ!
ごくり……。
な、なんだってー!!
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(2013/7/31追記)
昔に書いた記事が突然バズってびっくりしました。読み返してみたら不足している情報があったので、2点補足しておきます。
まず1点目。蚊取り線香を2~3本いっぺんに炊いたくらいの煙が出ますので、部屋の換気はよくしておきましょう。蚊取り線香違って香りがいいので、アロマ感覚で楽しむのも可です。
2点目。食材や燻煙材から出た水分がボウルにたっぷりつくので、液だれに備えて鍋敷きの下にさらにタオルなどを敷くと安心です。
こんにちは、素晴らしい記事をありがとうございます!
半熟の味玉子で試した所、とても美味しい半熟味付き燻製卵ができましたw
今後も色々燻製してみようと思います、創意工夫って楽しいですね。
ではまた~
お役に立ててなによりです。
おいしそうな黄身の半熟具合がたまりませんねえ。