大使館カジノは本当だった│映画「アウトレイジ」の感想


一切表情を変えず、悔恨の情もなく、殺した数を誇るでもなく、ただただ淡々と実利のためだけに人を殺すヤクザこえー。

こういうのを本当の意味で「人の命をなんとも思っていない」っていうんでしょうね。

この映画はフィクションだけど、ヤクザには一生関わるまいと心に決めました。

そんなことを思いながらテレビ東京で放送していた「アウトレイジ」を観ていたわけですが、ひとつ気になったところが。

ビートたけしの舎弟がアフリカ系の大使を脅し、外交官特権を利用した大使館カジノをはじめようとします。

大使が「こんな狭いところじゃカジノなんか開けない」と断ると、脅しをかけているビートたけしの組が「場所なら用意するから大使館を移転しろ」と言うんですね。

いやー、できない理由を塞いでごりごり高圧的な交渉を仕掛けてくる相手、仕事だったら絶対関わりたくないハードネゴシエイターです。

ん?

ちょっと待て、大使館ってそんな簡単に移転できるのか?

大使館内には治外法権的なものが認められており、いわばその国の「飛び地」のようなもの。

それを土地さえ買えれば好き勝手に設置できるのであれば、金に任せて土地買収をしまくってその国を実質的に占領できるわけですよ。

バブル期の日本なんてアメリカの土地をすべて買えるなんて言われておりましたし、これを悪用すればいまごろ日本が世界の警察だったわけですね。

さすがにそんな無茶は通らんだろう、と調べてみました。

それで引っかかったのがこのPDFです。

外国政府への国有財産売却情報 (応募要領)

ふむ、これを読むに、諸外国が大使館等の施設を設置したいと思い、土地を購入しようとしても、買えるのは日本側が「この土地は買ってもいいですよー」と公募をかけた場所に限られるわけですな。

これなら、好き勝手に土地を買いあさられてしまう心配はないのでひとまず安心です。

この売却される土地がどのような経緯を経て選定されるのかわからない(調べていない)ので、いまいちもやっと感は残りますが、こちらから提示するんですから経済・軍事上の要衝を売り飛ばすようなマネはしないでしょう。

なお、賃貸の場合は不明(調べてない)なので、映画「アウトレイジ」で起こっていたようなこともできないとは明言できません。

ちなみに、タイトルは釣りではなく、外国の大使が外交特権を利用してカジノを開いていたという事件は実際にあった模様。

東京・港区で5億円以上を売り上げていたとみられる違法カジノ店が摘発され、店の責任者ら37人が31日までに警視庁に逮捕された。

賭博場開帳図利などの疑いで逮捕されたのは、港区南麻布にある違法カジノ店「アンドア」の責任者・大沢浩介容疑者(34)と従業員ら23人。また、客として訪れていた飲食店経営の男ら14人も賭博の疑いで逮捕された。大沢容疑者らは29日深夜、店で客14人を集めてバカラ賭博を行い、違法に利益を得た疑いが持たれている。店があったのは、コートジボワール大使館員の名義の部屋だった。

引用元: ヒートの情報倉庫

やっぱヤクザこえー。

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