噴火で小笠原諸島に新島誕生 – 命名や領有権など4つの疑問


晩酌をしながらテレビを眺めていたら、小笠原諸島で起きた噴火によって新しい島が生まれたという驚きのニュースが飛び込んできました。

小笠原諸島・西之島付近に直径200メートルの新島(TBSニュース)※動画あり
小笠原諸島・西之島沖で噴火…楕円形陸地も確認(TOMIURI ONLINE)

思わず「大地は生きているんだ!」とか叫びたくなる出来事です。小松左京御大がご存命でいらっしゃったなら、「日本沈没」の新章が発表されていたかもしれません。

びっくりついでに、いくつか気になることがあったので調べてみました。以下が疑問に思った項目です。

  • これで日本はぜんぶで何島になったの?
  • 新島ができたとき、領有権はどの国のものになる?
  • 同じく、地権者は誰に?
  • 命名は誰がするの?

これで日本はぜんぶで何島になったの?

周知の通り、日本は無数の島々で構成されています。でも、実際にはぜんぶで何島あるんでしょうか。以前、何かの記事で6千いくつかと書かれていたのを読んだ記憶があったのですが、正確にはおぼえていません。

で、調べてみました。

Q1 日本の島の総数は?(教育出版)

さまざまな機関に問い合わせをしてみましたが,日本においても「島の定義」は明確化されていないようで,それぞれ,ある一定の基準を定めて算出するにとどまっているのですね。しかしながら,「6,852」という数字は,一つの基準とされているよう

これまた驚いたことに、正確な島の数って決められていないんですね。とはいえ、「6,852」が通例だったようですから、今回の新島が「島」として認められれば「6,853」ということになるのでしょうか。

まあでも、カウント方法がちょっとあやふやな感じですし、資料改定等を面倒くさがって「6,852」のままになっちゃうような気がしなくもありません。

新島ができたとき、領有権はどの国のものになる?

今回の新島ができたのは小笠原諸島の付近ですし、第一発見者も日本ですから、問題なく我が国の領土となると思うのですが、たとえば公海上や、隣国との領海の境で新島ができたらどうなるのでしょうか。

これについては国際法に「先占(先占の法理)」という決め事があるみたいです。

先占(Wikipedia)

先占(せんせん)とは、国際法において、いずれの国にも属していない無主の土地を、他の国家に先んじて支配を及ぼすことによって自国の領土とすることである。無主地先占とも、先占の法理ともいわれる。

どうも“支配を及ぼす”というのがポイントみたいで、見つけただけではダメなようです。たとえば、尖閣諸島のすぐ近くに突如新島ができたりしたら、自衛隊と人民軍との間で先乗り合戦が起きるんでしょうか。

もしそんな理由で戦争が勃発したらと思うとおっかないですね(´・ω・`)

同じく、地権者は誰に?

これは調べても答えが見つけられませんでした。まあ、普通に考えればお国のものなんでしょうけれど、国が気がつかない間に近所の住人が住み着いちゃったりしたら揉めそうな気もしますですね。そんな事態はそうそう起きないでしょうけれど。

どなたか答えを知っていたらぜひ教えてください。

命名は誰がするの?

これが定められたルールなのかわかりませんが先例はあるようです。今回、新島が誕生した小笠原諸島西之島では1973年にも新島ができていたそうで、なぜか農業機械メーカーのクボタさんのサイトにこんなレポートが上げられていました。

日本の火山―7 西之島新島 小坂丈予=東京工業大学工学部教授(クボタ)※PDF

この年の12月21日には海上保安庁がこの島を西之島新島と命名

えっ、海上保安庁が命名するの? てっきり、国交省だとか時の内閣だとかが命名するのかと思っていました。意外に現場よりのところで決めちゃうんですね。

とくにひねった命名ではないので事務的に淡々と決定していそうですが、それはそれでなんだかさびしい。今回は西之島新々島みたいな名前になるのかなあ。ちょっぴり味気ないですね。

せっかくなら、「西之島新島ネオ」とか「帰ってきた西之島新島」とか、そういうチャレンジングな命名をしてくれたら面白いんですけれど。


(2013/11/21追記)
小笠原の新島 さらに“成長”(TBSニュース)※動画あり

海底噴火でできた島は浸食でなくなってしまうことが多いそうなんですが、この島はさらに大きくなっており、「かなり高い確率で島として残るのではないか」(東京工業大学 野上健治教授)だそうです。

できたての無人島とか、行ってみたいですね。

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