こんな記事を読んだ。
「最近のブロガーってどこで運営ノウハウ習得しているんだろう? – 情報の海の漂流者」って記事への苦言からはじまるブログ運営スタンスについての話なんですが、すっげえよくわかります。
ノウハウとかじゃなくてですね、単純に「自分の場所で好き勝手書き散らかしたい」って欲求がWebで発信する人の大部分じゃないかと思うのですよ。
2000年前後のインターネッツにはそういった気風が如実に感じられまして、というかWeblogという発明があったのはそのころでしたかね。
それ以前にはブログのように手軽でとっつきやすいCMSも少なく、1ページ更新するのもいちいちHTMLを書いて目次に追加して…みたいなことをする必要がありました。
そんなに面倒くさかったのに、それでも書いている人がいたんですよ。
私も1日30PVぐらいの零細個人HPを運営してました。
そのモチベーションの源泉が何かといったら、まさしく好き勝手に長文が書ける喜びだったんです。
『侍魂』とか『ちゆ12歳』とかすげえ懐かしいですね。
他にも『サポセン黙示録』だとか、アンモナイトを食べて味をレビューしていたサイト(名前忘れた;)とか、そういう大手サイトがたくさんありました。
それに噛みついてアクセスを稼ごうとする、いまでいう「炎上マーケティング」を仕掛けるサイトもたくさんありました。
アクセスを集めるにはReadme!Japanなどのランキングサイトで上位を狙うか、人気サイトにリンクをもらうかの二択しかない世界でもありました。
いまのようにソーシャルやらなんやらで拡散する仕組みもありませんし、検索エンジンも優秀ではなかったので、新興サイトが集客するのはいまよりもはるかに難しかったと思います。
それに比べるとですね、いまのインターネットの実にすばらしいことか。
私が個人でサイトを作って運営するのはもう10年ぶりくらいなのですが、ブランクがあるだけに環境の変化に涙が出そうです。いい意味で。
仕事ではWeb界隈にずっと携わってきましたが、プライベートでやるとまったく違った感慨がありますね。
さんざんサボりながらのこのブログでも、もうすぐ月間2万PVに手が届きそうなところ。
私がniftyやジオシティーズでHPを作っていたころにはまったく信じられない数値です。
無料で作れるスペースも多いんだし、しちめんどくさいことはいわず、何か書きたいのならとりあえずはじめてみたほうがノウハウも身につくと思いますよ。