剛力彩芽がドラマ主演に決まり、良くも悪しくもいま話題の「ビブリア古書堂の事件手帖」。
・なぜ剛力?「ビブリア古書堂の事件手帖」のキャスティングに非難殺到!Twitter炎上(秒刊サンデー)
・ビブリア古書堂の事件手帖…主演の剛力彩芽「原作の栞子のイメージを全部覆そうかと思っています(笑)」(カジ速)
・剛力彩芽がビブリア古書堂ヒロインって、フジテレビはマズくねえか?(やまもといちろうブログ)
「こんなのは栞子さんじゃない!」と一部の方々から心ない批判を浴びているそうですが、別にキャスティングは彼女自身が決めたものではないので、叩くならごり押しした広告代理店なり事務所なりに矛先を向けるべきでありましょう。
この作品は本屋大賞にもノミネートされており、「人が死なないミステリ」として有名です。現在でシリーズ3巻まで刊行されており、ドラマの他にも2つの雑誌で漫画化がされているそう。2つ併行とかすげえ。どうやって変化つけてるんだろ?
この辺で例によってamazonからあらすじを引用します。
人の手を渡ってきた本は、誰かの秘密を宿している。やがて彼女に読み解かれるまで――鎌倉の片隅で、美しき女店主と無骨な青年店員がおりなす珠玉のビブリオミステリ、開幕。累計340万部の大人気シリーズを、俊英・交田稜が瑞々しい筆致で再生する。これは古書が導く“絆”の物語。
殺人が起きないことや古書というマニアックなテーマ選択から、古書にまつわるディープな薀蓄が展開されるペダンティックミステリ(知識や薀蓄を楽しむミステリ)と予想できます。
予想、と書きましたのは実は未読のため。ずっと気になってはいたものの、表紙がいかにもライトノベル風でおっさんには手が出しづらかったのですよ…。Kindle版が発売されたら読んでみようと思います。ばっちりKindle化リクエストボタンは押したぜ!
さて、ここから本題。
今日、近所のスーパーに行きましたら、こんな商品が山積みされていたんですよ。
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
さすがはポケモンパンで鳴らした山崎製パン!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!
いやいや、待て待て、落ち着け。
私が原作を読んでいないから知らないだけで、もしかしたらメロンパンが作中のキーアイテムかもしれないじゃないか。
主人公の好物だとか、メロンパンを使ったトリックがあるとか、作中世界ではメロンパンが通貨代わりだとか、メロンパンが犯行の凶器だったとか、いや殺人がないんだからそれはないか。
単なる便乗商法ではないことを祈りつつ、裏面を確認したところ、ちゃんと解説がありました。
原作中では、「レーズンサンド」が栞子と大輔の出会いの場面で登場します。
……。
…………。
メロンパン関係ねえじゃんっ!
はい、このツッコミがしたくて買いました。
一応、このメロンパンにはレーズンクリームがサンドしてあるので、まあ関係あるっていえばあるんでしょう。
素直にレーズンサンド売ればいいのにとか思いますが、レーズンサンドよりメロンパンの方が売れるんでしょうね。こうして大人の都合で原作イメージなど軽んじられ、ピカチュウはパンに刻印されてちびっ子たちに貪り食われてしまうのです。
って、ここまで書いて気がついたんですが、ポケモンパンは第一パンの商品で、山崎パンの商品ではないんですね。山崎パンさん、謂れのない因縁をつけてたいへん申し訳ございませんでした。
さて、誰も関心がないでしょうが一応味のレポートもしておきますと、普通にメロンパンにレーズンクリームを挟んだ味が致しました。
そもそも私、レーズンが苦手ですのでまともなレビューなど不可能なわけでして、ただひたすらに甘いなあとしかめっ面をしながらビールで流し込んだわけです。
それなら買うなって?
おっしゃるとおり。でもネタとして拾わずにはいられなかったんですよう(´・ω・`)
極端な甘党のうちのおふくろ様なら喜んで食べるやも知れませんので、今度実家に帰った折には手土産にでもしたく存じます。
■小説版(amazon)
■漫画版(amazon)
こうして表紙を眺めるだけでも、剛力彩芽はちょっと違うな…って思いますね(´・ω・`)
>メロンパン関係ねえじゃんっ!
のところで爆笑してしまいました。
楽しい記事をありがとうございます。
ヤマザキパンは、他にもやってくれちゃっています。
http://www.yamazakipan.co.jp/feature/tea_tea/index.html
こんなのとか、です。1度だけでなく、同じ『相棒』でも、
色々と手を変え品を変え出しているようですね。
『相棒』はテレビ朝日のドラマ、『ビブリア・・・」は
フジテレビ、次はどこのドラマをパンにするつもりでいる
のでしょうか。
三林さん、コメントありがとうございます。
なるほど、すでに前科一パンだったんですね。
どうせならこのまま突き抜けてブレッドない姿勢を貫いて欲しい気もしてきました。