もしカット野菜にまったく栄養がなかったら、葛藤するまでもなく私はとっくに栄誉なき死を遂げている


こんな記事を読みました。

野菜不足を感じても「カット野菜」だけはやめた方がいい理由(It Mama)

イット・ママさんの記事です。「うちのカミさんがね」を英語力が残念な人に翻訳させたらこんな風になりそうですね。

ええと、記事を要約しますと、カット野菜は工場で消毒薬に漬けられていて、それを落とすためにたくさん水洗いされているから栄養がぜんぶ流れだしちゃっているそうで。だから、食べても意味がないんだそうです。あ、そうすか。

燻製作るときに塩漬けにしたお肉は何時間も水にさらして塩抜きするんですが、ベーコンとか生ハムとか栄養ゼロなんでしょうか。イット・ママの読者層は生ハムをメロンに載せたものとか好きそうなかんじですけど。関係ないけど、生ハムメロンがとくにおいしいと感じたことがありません。あと、関係ない話を重ねますけど、手作りベーコンは超うまいですよ。意外と簡単に作れるのでオススメです。市販品とはまるで風味と旨みが違います。

水にさらされたごときで栄養素が抜けてしまうなら、お風呂に入るときとかすげー気をつけなくちゃダメですね。かすり傷でもあれば人体から栄養素がガンガン抜けてしまいます。カルキも侵入してくるかもしれません。あ、やばい。今日擦り傷あるのにバブ入れた水風呂に1時間も浸かってた。おれの血液はすでに半分クールバブに差し替わっている。

「いや、肉はいいんだよ。カット野菜は水にさらしちゃダメなんだよ。」

そういう反論もありそうですね。でも、そうなるとイット・ママ愛読者層が好きそうな無農薬・露天栽培の野菜なんかも虫に食われるわ雨に打たれるわで栄養がぜんぶ土壌に流出してそうです。そうか、だから肥料がなくても育つのか。マッチポンプ農業と名づけた方がいいかもしれない。

「いやいや、ちゃんと根づいている生きた野菜は大丈夫なんだよ。収穫されて死んだ野菜は水にさらすと栄養が減るんだよ。」

そんな反論もありそうです。しかし、生きた野菜ってなんですかね。ネギなんか、根本を1センチも残しておけばまた成長しますし。挿し木は植物界のゾンビ扱いですかね。ちょっと調べてみたんですが、栽培品種のバナナは挿し木で増えているそうです。我々はこれまでゾンビのバナナをおいしそうに頬張っていた模様です。実にインモラルでクトゥルー的食糧事情ですね。

「そうじゃなくて、切り刻んで表面積が増えているから水にさらすと栄養がぜんぶ流れちゃうんだよ」

この言い回しなら科学的な感じがしますね。もしそれが本当だとすると、気になってくるのは私自身の栄養問題です。いや、ここ数年自分で野菜をカットして料理したことなんて数えるほどしかないんですよ。セントラルキッチン方式のチェーン店での外食が多いですし、自炊するときでも、キャベツやらレタスやらをまるごと買うと食べきれないので、カット野菜がミックスされたパックを買って食べることがほとんどでした。

つまり、私は陸にいながら新鮮野菜本来の恩恵に預かっていない大航海時代初期の船乗りのような栄養環境に何年も置かれているわけです。壊血病必至。歯茎から出血多量。古傷パッカー。とっくに死んでそうですね。バナナではなく私こそがゾンビであったと、そんな宇宙的恐怖。怖すぎる。

しかし、そんな私を安心させてくれる記事がありました。

カット野菜は便利だけどダメなの?と葛藤しなくてよいワケ(とらねこ日誌)

この記事の注釈によりますと、「生で5分間水さらししたときの人参(千切り)ビタミンC残存率70%」だそう。5分で30%の流出を多いと見るか少ないと見るか意見が分かれそうですが、私は7割も残っていれば上等だとなんとなく思います。実際、食品加工工場でどれくらい水にさらされてるのかわからないんですけど、そういうもんんばっかり食っていても壊血病に罹っていないということは、少なからず栄養は残っているんでしょうね。

いや、まあなんというか。小理屈をこねなくても、この日本にはコンビニ弁当やインスタント食品、外食ばかりで暮らしている人が少なくないわけで。壊血病患者が大量発生していない現状を鑑みるに、カット野菜にほとんど栄養がないなんて話は眉唾だよなあと思うわけです。

この手の言説は後を断ちませんし、どこかコンビニや外食の大手が調査発表してくれたらいいなあと思うわけですけれど。たとえ半分しか栄養が残ってなかったとしても、それがなければやってけない人にとっては貴重な栄養源であることに変わりはないんですよね。

すでに調査済みでしたら申し訳ございません。

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10 thoughts on “もしカット野菜にまったく栄養がなかったら、葛藤するまでもなく私はとっくに栄誉なき死を遂げている

  1. 色々とくっちゃべっておられますが、冒頭に「水溶性」と書かれているのを見落としていませんか?
    お肉にも水溶性の栄養素は存在します。ですが、野菜に比べると遥かに少ない。そもそも、肉と野菜では主に得ようとする栄養素が違いますよね。
    他の例も「水溶性である」という点を理解されないまま書かれている。全く的外れな問答ばかりで失笑してしまいました。

    イット・ママさんが書かれた記事が正しいとは言いません。かなり怪しい部分も多々あります。
    どちらかと言えば、私も貴方と同じで「カット野菜でもいいじゃん」派です。
    しかし、だからこそ、真正面ではなくその上ズレた反論をしている貴方の記事に、コメントさせていただきました。
    どうするかは貴方次第ですが、見てて恥ずかしいですよ。この記事。

    • 元記事が水溶性の栄養素を指していることは理解した上で書いたつもりなんですが、なかなか難しいもんですね。

      > どうするかは貴方次第ですが
      どうして欲しいのでしょうか??

  2. 生ハムメロンに使われるメロンは本来もっと甘みが少ない乾燥地帯でできるものと生ハムを合わせて食べるものだそうです。普通のフルーツとして流通してるメロンに載せて出すのは間違った伝わり方だとか。

  3. 上の方のコメントは、「こうしてほしい」と書いてるわけではないから、「どうしてほしいのか」と問うのも何か違うように思います。
    つっかかれそうな所だけつっかかって、自分の論も綺麗に整ってるとは言えない。だから読んでいて恥ずかしいと思われるのではないでしょうか。

  4. まぁ 栄養がゼロという事はないと思うが じゃぶじゃぶ消毒していつまでも萎びない気味の悪い野菜よりも少しでもまともな物を食べる方が体にもいいのでは

    本当にまともな食物を手に入れようと思ったら アホみたいに高そうですがね(´Д` )

    確かなデータは出ていないのかもしれないが
    保存料 合成着色料 香料や
    勿論 消毒や殺菌に使われる薬品なども摂取しないに越した事はないと私は思います

    • 「まともな食物」の定義が難しいかなと。
      例えば、一部の野菜は無農薬で育てると、病虫害に対向するために自ら毒性のある物質を分泌するようになる、なんて話があります。

      参考:エームスショック
      http://www7.plala.or.jp/organicrose/ames.htm

      リンク先にも書かれていますが、とどのつまり人間に食われるために存在する生物なんて世の中にないわけで、食物摂取とはそもそもリスクを取り込む行為であると理解すべきかなと思います。

      消毒薬や添加物の毒性と、食中毒リスクや利便性を天秤にかけて、各々の責任において何を食べるか選択していかなければならないのでしょう。

  5. http://sakedrink.info/2079/「あ、この人とは仕事したくないな」と思う人た/
    を読みました。申し訳無いですがここにご自分で書いているような不快感を感じました。ツッコミを入れて人から「奪う」、かつてそうだった自分のような人を批判し立場を「奪う」。バトル漫画のように収拾つかなくなりますよ。本来学生向きですが、「愚か者の哲学」という本をお勧め致します。

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