それでもスマートウォッチが売れないと思う理由


はじめに断っておきますが、私の未来予測はほとんど当たったためしがありません。スマートフォンは前面タッチパネルよりもハードキーボード付きのタイプが主流になると思っていましたし、遡ればiPodだとかニンテンドーDSが売り出されたときも流行するとはまったく思いませんでした。

そんな先見の明のない私ですので、ほぼアテにならない予想と受け取っていただきたいのですが、それでもやっぱりスマートウォッチは売れないと思うんですよ。

「スマートウォッチとはなんぞ?」という方に少し説明しますと、要はスマートフォンの腕時計版です。アップルがこれを発売するとかしないとか、一部の界隈で話題になっています。

米アップル、腕時計端末「iWatch」を年内発売へ ―ブルームバーグ(ガジェット速報)
アップルがスマートウォッチを出す、動機と時機(WIRED)
「iWatch」とバッテリ持続時間–アップル製スマートウォッチ開発に伴う切実な問題(CNET JAPAN)
話題のスマートウォッチ–「次なる大物製品」か?一時のブームか?(CNET JAPAN)
グーグルもスマートウォッチに参入?–「Android」部門で開発中か(CNET JAPAN)

グーグルまで参戦するんですか…。いや、真偽のほどはわかりませんが。大丈夫ですかね、グーグル。Google GlassはなんかいかにもSFっぽいガジェットで期待してるんですけど。

スマートウォッチがなぜ売れないと思うのか理由を述べる前に、もしスマートウォッチがあったら何ができるか考えてみます。

  • 非接触ICで電子マネーや定期を利用する → 便利そう
  • スケジューラーと同期して使う → そこそこ便利そう
  • 脈拍や運動量を記録し、健康管理する → 需要はありそう
  • メールを送ったり、ネットや地図を見る → 画面小せえ
  • 写真や動画を撮る → 盗撮を疑われそう
  • 電話ができる → スマホでいいよね
  • デジタルオーディオや懐中電灯代わりに、おまけに時間もわかる → ちょうべんり!

私の貧困な想像力ではこれくらいが限界です。どうでしょう、こんな製品が発売されたら欲しいですか?

手首に活動量計を巻いて通勤し、エレベーターは使わずに非常階段、毎週末は皇居ランで汗を流し、仕事はもっぱらスタバにMacBook Airを持ち込んでこなしております、みたいなタイプの人しか買わない製品だと思うんですよねえ。別に他のアイテムでさほど利便性も変わらずに代替できますし。

要するに、「スマートウォッチでなければならない理由」がまるでないから売れないと思うわけです。

このニーズの弱さを乗り越えてメジャーな製品にするためには、上に挙げた想像を超えるプラスアルファが必要なんですが、いまある技術や許容されるコストの範囲内で、そんな驚くべき新機能が搭載できるとはちょっと信じがたい。

アップルさんやグーグルさんは、これまで私の期待をことごとくよい意味で裏切ってきてくれたので、今回も想像の斜め上を行く製品を発表してくれるんじゃないかと思いたいものの、PCや携帯電話と違って長い歴史の中でひとつの完成形に達していた腕時計というカテゴリで、これ以上のイノベーションは難しいじゃないかなあ。

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